2025年の冬休みの宿題

はじめに

今回の冬休みで宿題を進めたので、その記録。
ウィンターカップが面白過ぎたので正直思ったほどの進捗は出せなかったが、いくつか収穫もあり楽しい冬休みだった。

目次

  • 最新版 論文の教室
  • バイブコーディングを超えて
  • 実践Claude Code入門
  • さいごに

最新版 論文の教室

www.nhk-book.co.jp

こちらの本はある人からおすすめされて読んだ。

自分は論文を書いたことがないので、初めてしっかり論文を書くための学習をした。
一言で感想を書くと、論文に限らず仕事に応用できることも多くすごく面白かった。 「型を徹底的に身に付ける」という点を強調している部分が、ソフトウェア設計や仕事にも応用できる内容だなと感じた。

最近チーム内の設計判断力の向上や属人化の排除を目的としたADRを導入したが、この本で書かれている「型によって思考を整理する」という考え方がまさに今回の取り組みと重なっており、納得感のある内容だった。
またADRだけでなく技術記事や調査記事にも使えるので、必ず身に付けておきたい考え方でもあった。

加えて5章のアウトラインが特に学びが多かった。
「読みづらさとは難解な語彙ではなく、構造の複雑さである」という言葉は、ソフトウェア設計にもそのまま当てはまると感じた。 そして「アウトラインは進化し続けるもの」という考え方は、ドメインモデリングのプロセスとも強く通じるものがあった。

一方で、ビリヤード法に見られる問いの連鎖的な管理については、自分の課題を改めて強く認識させられた。ぽんぽん疑問だったり興味は湧いてくるがそれを上手く管理できていないので、改善していきたい。

バイブコーディングを超えて

www.oreilly.co.jp

これは定期的に確認している以下のサイトで見つけた書籍で、気になっていたので読んだ。

New and Upcoming - O'Reilly Japan

本筋であるAI駆動開発とバイブコーディングをどう使い分けるかも気になっていたが、一番は「4章 70%を超えて:人の貢献を最大化する」で書かれている各ロールがどこに注力すべきかとそれらをAIを使ってどう身に付けるかが気になっていた。

先に結論から言うと、「なぜそれをやるべきか」や「何をやるか」は書かれていたが「それらをAIを使ってどう高速に身に付けるか」は書かれていなかった。ここは引き続き自分で試行錯誤しながら見つけるしかなさそう。 設計判断の話は、前 t-wada さんと iwashi さんが話していた(時を加速させる話)けど、何を加速させるのかなどが理解できていないので、ここも整理したい。

ただ本筋の内容であるAI駆動開発とバイブコーディングの役割や使い分け、現在の開発ワークフローにどう収まるかなどの内容は非常に参考になる内容だった。
興味の強いテストについてもいくつか言及があり、テストによる検証や重要性などが整理されていたので、自分が開発しているプロダクトにも反映させていきたい。

丁度昨日がっつりClaude Code Opus4.5でhooks + subagents + skillsを使って開発し、上手くフィードバックも回せたので、また別の機会に再度ここら辺の知見をまとめたい。(どこで失敗したのかや何が足りなかったかの分析など)

実践Claude Code入門

gihyo.jp

これはSNS上で話題になっていたのと著者の方達は他にもAIエージェント系の本を書かれているので、気になっていたので読んだ。(吉田さんは自分が大学の頃にお世話になったので、その関連でも気になっていた)

普段Claude Codeを使っていたので、第2部の内容が特に学びが多かった。
AIエージェントの5つの要素などはあまり意識してなかったので、昨日の開発で失敗した内容をこれらの項目に分類して分析をしたり、skillsやsubagentsの設計に活かせそうな内容だった。

本を読んだ時はまだ自分の中でskillsとslash commandsの使い分けがしっくりきてなかった。どちらも同じようにやることを記述しておき任意のタイミングで実行するだけでは?と考えてた。
だが、昨日そこら辺を整備していく中で少し掴めたかもしれない。多分完全に理解した。
ポイントとしてはskillsにいくつかのsubagentsでも参照できるような内容を整備しておき、作業の終わりで自動で確認させたい内容などはslash commandsやhooksで引っ掛けてそこからsubagentsに渡して作業させるのが、流れとしては自然??
公式のActionsでも以下のように使っているので、おそらく変ではないはず。
skillsを会話の中で利用させると言うより、こうしたslash commandsやhooks経由で利用させた方が良いかも?

github.com

と思っていたら、今日のChangelogでこれに関する変更があった。

github.com

2.1.3 Merged slash commands and skills, simplifying the mental model with no change in behavior

【なんで】マージしたかなどの背景情報が公式ブログやYouTubeで出ることを願って。
恐らく自分と同じような混乱があって、その複雑さをシンプルにするためって感じかな??

それ以外のスペック駆動開発はまだ手を動かせていないので、ここは再度読み返しつつ手を動かすフェーズが必要である。

さいごに

2025年の冬休みは3冊しか読めなかった。
まだまだ読みたい+手を動かして試したいことはあるので、引き続きやっていきたい。